JIA北海道支部支部長 あいさつ

 

日本建築家協会 北海道支部 支部長
小西彦仁


豊かな地域社会を創造し歴史を評価する視野

1886年に源流をもつ建築家団体として組織改編を経過して現在の日本建築家協会は公益社団法人として運営しており建築文化の向上と社会貢献を念頭に日々活動を行っている専業建築家の組織です。

現在の日本における少子高齢化問題をはじめ、日々強まる自然災害による被害、そして考えもしなかった新型コロナウイルス感染症の世界的流行と社会を取り巻く環境は変化の連続です。これら様々な現状は私たちの社会構造に変化をもたらし、国はもとより自治体そして個人にまで影響しています。

私たち建築家は困難な時期にこそ何ができるかをつねに考え実行していく力を有していると信じています。デメリットこそメリットをつくり出すチャンスであり、より豊かな社会になる事を望みます。また歴史を評価する目を持ち過去の地域財産を保存や再生することも私たちの重要な役割と考えています。豊かなまちには歴史の積み重ねが重要で、歴史の厚さが地域の魅力になります。北海道は歴史が浅く地域の歴史的財産が少ないのは事実です。残すことで次の時代に繋げる大切さを伝える役割も担います。

豊かな未来像が創造できる北海道は濃厚な自然に恵まれ、ダイナミックな四季の変化が楽しめ、そこから生まれる山海の食材は絶品です。その中において建築文化の成熟がさらに深まることで最高の文化圏をつくり未来に繋げていく、そこに豊かな暮しと豊かな地域社会が生まれると信じています。そういう意味で北海道はグローバルな対応が充分可能です。

日本建築家協会北海道支部には優秀な建築家たちが集結しています。日々の活動を通し個人にそして地域社会の一助となれば本望です。



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