遠藤謙一良・講評

最優秀賞・石塚和彦

優秀賞・横井創馬

優秀賞・濱口芳郎

佳作・川人洋志

佳作・渡辺 純

佳作・米花智紀
審査委員長・遠藤謙一良 講評

このプロポーザルコンペは、昨年札幌市の松原工業株式会社が計画する都市部のオフィスビル新築計画についてJIAに相談を頂き、一般公募のプロポーザルコンペという形で、熱意ある多くの設計者に活躍の機会を創出するものとしてスタートしました。

2月5日より登録募集を開始し、去る4月5日(1次審査)・5月18日(2次審査)に審査会が開催され、全国から応募された58名の中から、1次審査で6名を選定、2次審査で最優秀賞1名、優秀賞2名、佳作3名を選出しました。選定に当たり、応募された技術提案書や図面・模型など様々な観点で評価、特に、過去の業務実績を問わず、事業的側面、機能、デザイン、時代の求める先進的を携えたオフィスビルを建築家として高度な次元で解決する提案が求められました。

1.街のランドマークとしての特性
2.周辺環境・角地環境に対する提案
3.オフィスビルとしての機能性・多様性
4.寒冷地環境に対応した省エネルギー的提案
5.積雪を考慮した外装・平面計画

これらを含めた様々な視点から評価を重ね、石塚和彦氏の案が最優秀賞に決定しました。石塚案は、周辺リサーチによる可変性のあるプラン、角地環境を十分に活かしたガラスのシンプルな外観、解放的空間構成と、これからのオフィスビルとして大変魅力的で具体性を持ったものでありました。特に、省エネルギーを考慮した、断熱性を持ったガラスと断熱障子による窓の二重化や、床材を木造(CLT版)とすることで構造の軽量化、工期の短縮を図る等具体的提案がなされ、また、最上階に屋上ガーデンとテラスが設けられ、1階スペースと共にビル全体がパブリックで潤いのある、開かれた新しいオフィス空間が特徴となっています。今後は具体化に向けて、我々日本建築家協会も関わりながら調整を重ね、2020年秋頃の竣工を予定します。

札幌の都市部の多くの施設やビルは更新の時期を迎えており、今回のプロジェクトを機に、建築家参入のビル計画の創出が増え、時代が求める新しい価値・魅力ある街並にふさわしい建築につながるプロポーザルコンペを今後共多く開催したいと考えております。今回この様な貴重な機会を頂きました、松原工業株式会社の松原良介様、村上憲一様にこの場をお借りして深く感謝申し上げます。

審査委員長 遠藤 謙一良(JIA北海道支部支部長)



最優秀賞・石塚和彦




優秀賞・横井創馬




優秀賞・濱口芳郎




佳作・川人洋志




佳作・渡辺 純




佳作・米花智紀




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